SoundFont

MIDI シーケンサーやDAWで使用される「SoundFont」の説明です。

SoundFont とは？

SoundFont は、MIDI シーケンサーやデジタルオーディオワークステーション（DAW）などで使用される、サンプルベースの音色ファイルのフォーマットです。

SoundFont ファイルには、楽器音色のサンプルが含まれており、MIDI シーケンサーで演奏される MIDI データと組み合わせて、リアルな音楽演奏を再現することができます。

SoundFont ファイルには、様々な楽器の音色が収録されています。

例えば、ピアノ、ギター、ベース、ドラム、管楽器、弦楽器などが含まれています。

これらの音色は、リアルな楽器の音を再現するために、複数のサンプルから構成されています。

また、SoundFont ファイルは、様々なパラメーターで音色を調整することができます。

例えば、音色の響き具合、音色の明るさや暗さ、エフェクトの種類などを変更することができます。

SoundFont の使用方法

SoundFont ファイルは、MIDI シーケンサーや DAW などのソフトウェアで使用することができます。

MIDI シーケンサーで、演奏する楽器の音色を SoundFont ファイルから選択して、MIDI データと一緒に演奏することができます。

また、DAW で、作成する曲の楽器パートに SoundFont ファイルから選択した音色を使用することができます。

一般に、SoundFont ファイルは、比較的小さな容量でありながら、高音質の音色を提供することができます。

そのため、SoundFont ファイルは、低スペックなコンピュータでも高品質な音楽制作が可能になるという利点があります。

また、SoundFont ファイルは、フリーウェアやシェアウェアであることが多く、誰でも手軽に利用することができます。

SoundFont の拡張子は？

SoundFont ファイルの拡張子は、通常 ".sf2" または ".sfz" です。

".sf2" は、SoundFont 2 フォーマットのファイル拡張子であり、".sfz" は、SoundFont ファイルのサンプルをテキストで指定するためのフォーマットです。

ただし、その他の拡張子を使用する場合もあるため、ファイル名を確認することをおすすめします。

SoundFont とGM/GSとの関係

General MIDI (GM) と General Standard (GS) は、MIDI の楽器音色の標準規格の一種であり、SoundFont ファイルでも使用されることがあります。

General MIDI は、1991年に制定された規格で、128種類の音色を定義しています。

この規格に準拠する音源機器やソフトウェアは、同じMIDIデータを再生しても、同じ音色が出力されることが保証されています。

General Standard は、Roland社が開発した拡張版の規格で、128種類の音色に加え、ドラムセットやエフェクト音など、さらに多くの音色を定義しています。

一般的には、GS規格に準拠した音源機器やソフトウェアを使用する場合、GM規格にも対応しているため、GM規格で使用される128種類の音色に加え、GS規格で定義された追加の音色を使用することができます。

SoundFont ファイルには、GMやGS規格で定義された音色を収録しているものがあります。

また、SoundFont ファイルは、独自の音色を定義することもできます。ただし、他の音源機器やソフトウェアとの互換性を保証するためには、GMやGS規格に準拠した音色を使用することが望ましい場合があります。

Vintage EP 好きにおすすめのSoundFont

Musescore のサウンドフォントの紹介ページで「広く普及している３種のサイズの異なるGMサウンドフォント」として紹介されていますが、どれもリンク切れしているので、ファイル名で検索してください。

また、「サウンドフォント」「SoundFont」などで検索するといくつか見つかるでしょう。

なんか「ここ」に沢山あるっぽいです。

中でも、Soundfonts 4U というサイトにある以下のSoundFontがおすすめです。