課題の分離

アドラー心理学 の中心的な5つの理論の一つ。

  1. 認知論:人間は、主観的な意味づけを通してしか物事を把握できない
  2. 目的論:人間の行動には目的がある
  3. 勇気づけ:ほめることは、その人を見下すことである
  4. 課題の分離:ある課題は最終的な責任を引き受ける人の課題である
  5. 共同体感覚:互いに助け合う共同体に属しているという意識

「課題の分離」とは、課題の責任を持つ人が自分自身の課題であることを確認し、他人の課題に対して土足で踏み込まないことを意味します。

そうでないと、問題解決能力を減退させたり、依存的な関係になったりするリスクがあります。

例えば、子供からの依頼や相談があった場合は「共通の課題」として対応することが大切です。

また、他者の課題なのに自分の課題のように悩む「共依存」の関係も、「課題の分離」の観点から見ると課題の分離ができていない状態だと言えるでしょう。

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