共同体感覚

アドラー心理学 の中心的な5つの理論の一つ。

  1. 認知論:人間は、主観的な意味づけを通してしか物事を把握できない
  2. 目的論:人間の行動には目的がある
  3. 勇気づけ:ほめることは、その人を見下すことである
  4. 課題の分離:ある課題は最終的な責任を引き受ける人の課題である
  5. 共同体感覚:互いに助け合う共同体に属しているという意識

「共同体感覚」は互いに助け合う共同体に属するという意識を持つことで、家族、地域、社会、国、世界などの共同体に所属感を持つことが大切であるという考え方です。

このためには「自己受容」「他者信頼」「他者貢献」を実感することが大切になってきます。

アドラーによると、この「共同体」の概念は、人間だけでなく動植物や無生物、宇宙、過去や未来も含まれる広大なイメージによって成り立っています。

つまり、そういう概念であれば、なんの共同体にも属さない状態は逆に考えにくいですよね。

共同体感覚は「自己中心で心を閉ざした状態」と対極にあり、広大な「共同体」という概念に所属している感覚だといえます。

アドラー心理学
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