同じ語源を持つ別の言語の単語「同根語(Cognate)」の説明です。
同根語(Cognate)とは?
英語の同根語(Cognate)とは、同じ語源を持つ別の言語の単語であり、綴りや発音が異なっている場合がありますが、意味は似通っているという特徴を持ちます。
英語には、多くのラテン語、ギリシャ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語などの言語からの同根語があります。
二重語(Doublet)との違い
二重語は、同じ言語内で同じ語源を持つ異なる形態の単語のことであり、綴りや発音が異なる場合がありますが、意味が大きく異なる場合があります。
例えば、英語の"cow"と"beef"は、両方ともラテン語の"bos"から派生していますが、"cow"は家畜を指し、"beef"は肉を指します。
これは二重語の例ですが、同根語ではありません。
例と説明
英語の"biology"とフランス語の"biologie"は同根語です。
両方の言語で、この単語は生物学を意味します。
同様に、英語の"telephone"とドイツ語の"Telefon"、スペイン語の"teléfono"も同根語であり、すべて電話を意味します。
以下に、英語の中で同根語である"glitter"と"glow"の例を表形式で示します。
英語 | 発音 | 品詞 | 意味 |
---|---|---|---|
Glitter | ɡlɪtər | 動詞、名詞 | きらめき、輝きを放つ |
Glow | ɡloʊ | 動詞、名詞 | 光を放つ、輝く |
両方の単語は、語源的には古英語の"gliten"から派生しており、光る、輝くという意味を持っています。ただし、"glitter"は、より強いきらめきや輝きを表す場合があり、"glow"は、より柔らかい光や輝きを表す場合があります。
例えば、「The jewelry on her neck was glittering in the sunlight.」(彼女の首につけた宝石は、日光に煌めいていた。)という文では、"glitter"が使用され、より強い輝きを表現しています。
一方、「The sky was glowing with the colors of the sunset.」(夕日の色で空が輝いていた。)という文では、"glow"が使用され、より柔らかい光を表現しています。