いまさら聞けない、インターネットとイントラネットの違いを、語源から説明します。
インターネットとは?
インターネットは、「inter-」と「net(work)」という単語の組み合わせです。
「inter-」は「間に、相互に、国際的に」などの意味を持つ接頭辞で、「net(work)」は「網、ネットワーク」を意味する単語です。
- インターネット
- 「inter-」+「net(work)」
- inter-
- 「間に、相互に、国際的に」などの意味を持つ接頭辞
- net(work)
- 「網、ネットワーク」を意味する単語
インターネットとは、世界中のコンピュータやネットワークが相互に接続された巨大な網のようなものです。
この言葉は、1974年にスタンフォード大学の研究者たちが発表した「インターネット伝送制御プログラムの仕様」という論文で初めて使われました。
inter- の語源
inter-は、英語で「間に、相互に、国際的に」などの意味を持つ接頭辞です。
これは、ラテン語の「inter」という前置詞や副詞から来ています。
「inter」は、「among, between, betwixt, in the midst of」などの意味を持ち、接頭辞としても広く使われていました。
さらに遡ると、「inter」は、インド・ヨーロッパ祖語の「enter」という単語から派生したと考えられています。「
enter」は、「between, among」などの意味を持ち、サンスクリット語の「antar」や古代ペルシャ語の「antar」などの単語にも関連しています。
- inter-
- ラテン語の「inter」という前置詞や副詞から来ている
- 意味:「among, between, betwixt, in the midst of」
- 接頭辞としても広く使われていた
- さらに遡ると
- 「inter」:インド・ヨーロッパ祖語の「enter」から派生?
- enter:意味「between, among」
- 関連
- サンスクリット語の「antar」
- 古代ペルシャ語の「antar」
- 「inter」:インド・ヨーロッパ祖語の「enter」から派生?
イントラネットとは?
イントラネットは、「intra-」と「net(work)」という単語の組み合わせです。
「intra-」は「内部に、内側に、内部的に」などの意味を持つ接頭辞で、「net(work)」は「網、ネットワーク」を意味する単語です。
- イントラネット
- 「intra-」+「net(work)」
- intra-
- 「内部に、内側に、内部的に」などの意味を持つ接頭辞
- net(work)
- 「網、ネットワーク」を意味する単語
イントラネットとは、ある組織や団体の内部で限定的に利用されるネットワークのことです。
この言葉は、1990年代にインターネットが普及したことで生まれた造語です。
intra- の語源
intra-は、英語で「内部に、内側に、内部的に」などの意味を持つ接頭辞です。
これは、ラテン語の「intra」という前置詞から来ています。
「intra」は、「on the inside, within, in, into」などの意味を持ち、対義語は「extra」という前置詞です。
- intra-
- ラテン語の「intra」という前置詞から来ている
- 意味:「on the inside, within, in, into」
- 対義語:「extra」(前置詞)
- ラテン語の「intra」という前置詞から来ている
まとめ:インターネットとイントラネットの違いのポイント
色々書きましたが、インターネットとイントラネットの違いのポイントだけ抜き出してみてみましょう。
- 接頭辞
- inter-
- 「間に、相互に、国際的に」
- intra-
- 「内部に、内側に、内部的に」
- inter-
「インターネット」と「イントラネット」の違いを語源から見てみると、理解が深まったのではないでしょうか?