タプル

タプルとは?

タプルとは、複数の要素が決まった順番に並んだ値のことです。

タプルは、数学や計算機科学などで順序付けられた対象の並びを表すために用いられます。

タプルは、カンマで区切って記述することができます。

例えば、(1, 2, 3) や (“apple”, “banana”, “cherry”) などはタプルです。

タプルとリストの違いは?

タプルとリストの違いは、リストは変更可能なオブジェクトであり、タプルは変更不可能なオブジェクトであるという点にあります。

つまり、リストは作成後に要素の追加や削除ができますが、タプルはできません。

そのため、タプルは一度決めたら後で変更することがないものを表す時に使います。

例えば、日付やカレンダーなどです。

タプルの使い方の例

タプルの使い方の例をいくつか紹介します。

タプルは、括弧()で囲んだ中に数値や文字列などの各要素をカンマ,で区切って記述します。

例えば、以下のように書けます。

tuple = ('abc', 6, True)

タプルは、複数の値を返すメソッドを作る時に便利です。

例えば、

def get_info(): 
  return ('Alice', 20, 'Tokyo')

というメソッドを定義したら、

name, age, city = get_info()

というようにタプルを分解して各変数に代入できます。

タプルは、名前付きのタプルという機能を使って、各要素に名前を付けることができます。

例えば、

person = (name='Bob', age=25, job='Engineer')

というように書けます。

この場合、

person.name
person.age

というようにドット記法でアクセスできます。

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