プログラミング言語の Ruby について解説します。
Ruby とは?
Rubyは、まつもとゆきひろ氏によって開発されたオブジェクト指向スクリプト言語です。
Rubyは、簡潔な構文と高い拡張性を備えており、Webアプリケーションやシステム管理用のスクリプトなど、多岐にわたる用途に利用されています。
以下に、Rubyのインストール方法、使い方、サンプルコードを説明します。
【インストール方法】
Rubyは、オフィシャルサイトからダウンロードしてインストールできます。以下は、各OSのインストール方法です。
Windows:
WindowsでRubyをインストールする方法は以下の通りです。
- RubyInstallerの公式サイト から、ダウンロードしたいバージョンのインストーラーを選択
- インストーラーを実行して、インストールウィザードに従う
- インストールが完了したら、コマンドプロンプトやPowerShellなどのターミナルを開き、以下のコマンドを実行して、Rubyのバージョンを確認する
インストールが完了したら、コマンドプロンプトやPowerShellなどのターミナルを開き、以下のコマンドを実行して、Rubyのバージョンを確認します。
ruby -v
インストールしたバージョンの情報が表示されれば、正常にインストールが完了しています。
以上が、WindowsでRubyをインストールする方法です。
macOS:
macOSでRubyをインストールする方法は以下の通りです。
1.ターミナルを開く
2.Homebrewをインストールする
$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
3.Rubyをインストールする
$ brew install ruby
以上が、macOSでRubyをインストールする方法です。
Linux(Ubuntu):
LinuxでRubyをインストールする方法は以下の通りです。
1.ターミナルを開く
2.Rubyをインストールする
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install ruby-full
以上が、LinuxでRubyをインストールする方法です。
使い方
Rubyのプログラムは、拡張子が.rbのテキストファイルに記述します。以下は、RubyでHello, world!を表示するプログラムの例です。
puts "Hello, world!"
Rubyの特徴の一つは、全てのものがオブジェクトであることです。そのため、Rubyでは、文字列や数値などのデータ型もオブジェクトとして扱えます。例えば、以下は文字列オブジェクトの長さを取得するプログラムです。
puts "Hello, world!".length
【サンプルコード】
以下は、RubyでFizzBuzz問題を解くプログラムの例です。
for i in 1..100
if i % 15 == 0
puts "FizzBuzz"
elsif i % 3 == 0
puts "Fizz"
elsif i % 5 == 0
puts "Buzz"
else
puts i
end
end
このプログラムでは、1から100までの数値を順に評価し、3の倍数の場合は「Fizz」、5の倍数の場合は「Buzz」、15の倍数の場合は「FizzBuzz」と表示します。
それ以外の場合は、その数値を表示します。