自然言語処理

Pythonパッケージとして提供されているものを中心に「自然言語処理」について紹介します。

自然言語処理 とは?

自然言語処理(Natural Language Processing, NLP)とは、人間が使う自然言語をコンピューターが扱える形式に変換し、解析・理解する技術のことを指します。

NLPの目的は、テキストや音声などの自然言語データを処理し、情報の自動抽出や機械翻訳、自動要約など、様々な応用分野に役立てることです。

自然言語処理の有名なPythonパッケージは?

自然言語処理の有名なPythonパッケージには、以下のようなものがあります。

  • NLTK(Natural Language Toolkit)
    • NLPに必要な基本的な機能を提供するパッケージ
      • コーパス(言語資源)や辞書、文法解析器などが含まれている
  • spaCy
    • 高速な形態素解析や固有表現抽出などを提供するパッケージ
      • モデルを事前にダウンロードしておくことで、学習済みのモデルを利用することも可能
  • gensim
    • 自然言語処理におけるトピックモデリングや単語の分散表現などを提供するパッケージ
      • Word2VecやDoc2Vecなどのアルゴリズムが含まれている
  • scikit-learn
    • 機械学習の分野でよく使われるパッケージですが、NLPにも応用される
      • テキストの前処理や特徴量の抽出、分類やクラスタリングなどに利用可能
  • Stanza
    • Pythonで書かれた自然言語処理ツールキットで、スタンフォード大学で開発されたCoreNLPの後継版として作成された
      • 形態素解析、構文解析、固有表現抽出、依存構造解析、語義曖昧性解消、共参照解析などの機能がある
        • 多言語に対応しており、日本語もサポート
    • Stanzaの最大の特徴は、事前学習済みのモデルを提供している点
      • NLPの基本的な処理を簡単に実行することができる
      • 高精度な処理の実行が可能
      • 高速でありながら、より正確な解析結果を提供することが特徴
      • スタンフォード大学が開発したCoreNLPの後継版
        • その品質や信頼性も高い

NLPは、社会の様々な分野に応用されており、今後ますます重要性が高まっていく分野です。

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