マッチポンプ

自ら「火をつけ」➡「消火する」ような自作自演で利益を得る行為「マッチポンプ」の解説です。

マッチポンプとは?

マッチポンプとは、自ら問題やもめごとを起こしておいてから収拾を持ちかけ、何らかの報酬を受け取ろうとすること(また、その人)。

「マッチ(match)」は英語で「火をつけるもの」という意味で、「ポンプ(pomp)」はオランダ語で「水をかける道具」という意味です。

つまり、マッチポンプとは、自ら火をつけておいて、それを自らポンプで消すという行為を意味します。

マッチポンプは、ビジネスや政治など、さまざまな場面で見られるものであり、その手口は多岐にわたります。

ビジネスにおけるマッチポンプ

ビジネスにおけるマッチポンプとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 本来問題のない商品やサービスに、あえて問題点を捏造して、それを解決することによって利益を得る
    • 例えば、あるメーカーが、自社の商品に問題があったと偽り
      • それを解決する(新製品やオプションサービス)ことによって
        • 商品の信頼性を高め
          • 売上を伸ばそうとする
  • 競合他社を貶めるために、デマや誹謗中傷を流す
    • 例えば、ある企業が、競合他社の商品やサービスを悪く言うデマを流して
      • 競合他社の評判を落とし
        • 自社の商品やサービスの販売を有利にしようとする
  • 消費者の不安をあおって、必要のない商品やサービスを売りつける
    • 例えば、ある企業が、消費者の不安をあおるような広告を流して
      • 必要のない商品やサービスを売りつける

政治におけるマッチポンプ

政治におけるマッチポンプとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • 自らの失政を隠すために、国内外の情勢悪化を利用
    • 例えば、ある政権が
      • 自らの失政を隠すため
        • 国内外の情勢を悪化させ、国民の不安をあおり
          • 自らの権力を強化しようとする
  • 国民の不安をあおって、権力を強化する
    • 例えば、ある政権が
      • 国民の不安をあおると同時に
        • 解決する政策を推進して
          • 国民の支持を得て、権力を強化しようとする

具体的な例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 不正競争防止法違反
    • 不正競争防止法は、不公正な競争行為を禁止する法律
    • マッチポンプは
      • 競合他社を貶める行為や、消費者の不安をあおる行為として
        • 不正競争防止法に違反する可能性があります。
  • 名誉毀損罪
    • 名誉毀損罪は、他人の名誉を毀損する行為を罰する犯罪
    • マッチポンプは
      • 競合他社や消費者の名誉を毀損する行為として
        • 名誉毀損罪に該当する可能性がある
  • 詐欺罪
    • 詐欺罪は、人を欺いて財物を騙し取る行為を罰する犯罪
    • マッチポンプは
      • 必要のない商品やサービスを売りつける行為として
        • 詐欺罪に該当する可能性がある

まとめ

マッチポンプは、一見すると問題解決のために役立っているように見えるかもしれませんが、その実態は、自らの利益や権力のために、問題を自ら作り出す行為です。

そのため、マッチポンプは、社会にとって有害な行為であるとみなされています。

マッチポンプが疑われる場合は、冷静に判断して、被害に遭わないように注意することが大切です。

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