はじめに
AI技術の進化により、クリエイティブな業務においてもAIの活用が進んでいますね。
AIは、自動生成や自動推薦などの機能を持ち、クリエイティブな表現に新たな可能性をもたらしています。
「えーっと、クリエイティブな作業って、みんなには華やかに見えるかもしれないけど、実際のところは地味で地道な作業の積み重ねなんだよね。
そんな中、ふとした瞬間に妙なアイデアが降りてくるわけで、それを形にするためにまた地味で地道な作業が必要なわけで・・・」
そんなクリエィティブの裏側を変えてしまうかもしれないAI技術に期待!
本記事では、AIを活用したクリエイティブな業務について紹介し、自分にあったAIサービスの選び方や活用方法について解説していきます。
AIを活用したクリエイティブな業務とは
AIを活用したクリエイティブな業務とは・・・
- 自動生成
- デザインや文章
- 自動推薦
- 自分に合った音楽や映画
- 画像処理
- 写真の加工を自動化
- 音声処理
- 言語処理
などを利用して、新しい表現方法を追求することです。
例えば、自動生成によってデザインや文章を自動生成するサービスや、自動推薦によって自分に合った音楽や映画を紹介するサービスがあります。
また、画像処理によって写真の加工を自動化し、表現力を高めることも可能です。
自分にあったAIサービスの選び方
自分にあったAIサービスを選ぶためには、以下のポイントを考慮する必要があります。
- 自分が行いたい業務に合ったAIサービスを選ぶ
- AIサービスの価格帯や機能、利用制限を調べる
- AIサービスのレビューや評価を確認する
- 自分のスキルレベルに合わせたAIサービスを選ぶ
クリエイティブに使えるおすすめAIサービス
AIを活用したクリエイティブな業務に使えるおすすめのAIサービスを紹介します。
- 文章作成
- グラフィックデザイン:
- Adobe Sensei
- Adobe社が提供するAIプラットフォーム
- デザインやクリエイティブ作業を支援する機能を提供
- Adobe Sensei
- イラスト制作:
- Procreate
- iPad上で動作するデジタルアート制作ソフトウェア
- 多機能かつ手軽に使える
- Procreate
- 音楽制作:
- Amper Music
- AIによって音楽制作を支援するサービス
- 使用目的や曲の長さ、雰囲気などを選択するだけで音楽を自動生成
- AIVA
- AIによる音楽制作支援サービス
- ジャンル、テンポ、楽器の選択などを指定することで音楽を自動生成
- Amper Music
- 映像制作:
- Lumen5
- SNS投稿やブログ記事用の動画を自動生成するサービス
- Rocketium
- テンプレートを使って、簡単に動画を作成できる映像制作支援サービス
- Lumen5
- AIによる映像制作の自動化:
- Lumen5
- ブログ記事やSNS投稿などを元に自動的に映像を作成するサービス
- Rocketium
- テンプレートを使って自動的に映像を作成するサービス
- - 映像制作にAIを活用することで可能になること
- 自動的にキャプションの生成
- 音声合成
- ストーリーボードの作成など
- Lumen5
画像認識AIで無料から使えるサービス
画像認識の技術を使ったサービスを紹介します。
- Googleレンズ
- 写真を撮るだけで、植物や動物、建物や商品などを認識
- 詳細情報や関連するコンテンツを表示するアプリ
- 写真を撮るだけで、植物や動物、建物や商品などを認識
- Amazon Rekognition
- AWSのサービスの一つ
- 画像や動画から物体やシーン、顔や有名人などを検出・分析・認識
- 最初の12か月間は毎月5000枚まで無料で利用可能
- AWSのサービスの一つ
- 無料オンラインOCR
- PDFや画像からテキストを抽出
- WordやExcelなどに変換することができるオンラインツール
- 日本語にも対応
- PDFや画像からテキストを抽出
画像生成AIで無料から使えるサービス
画像生成AIで無料から使えるサービスとしては、以下のようなものがあります。
- Stable Diffusion
- 文章やキーワードから画像を生成するサービス
- オープンソースで提供されており、自分でモデルをカスタマイズすることも可能
- NMKD Stable Diffusion GUI
- 無料で「Stable Diffusion」をGUIから利用できる
- DALL·E 2(ダリツー)
- OpenAIが開発した画像生成AI
- 文章からアート作品を生成
- 現在は招待制で利用できる(2022/3 現在)
- Memeplex AI Autonomous Atrier
- 日本語に対応した画像生成AIサービス
- いろいろな作画AIを試すことができる
これらのサービスは、他のサービスと併用することで、作業の能率化を図れるでしょう。
Stable Diffusion のプロンプトを生成するサービス
Stable Diffusion のプロンプトを生成するサービスというのもあります。
Stable Diffusion のプロンプトは、単語や文章を組み合わせて画像生成できますが、その組み合わせには一定のルールやコツが存在します。
それを踏まえてイメージに近い画像生成用のプロンプトに変換してくれるというわけですね。
ひと手間かかりますが、狙った画像が生成されないときに試してみると良いと思います。
4種類のプロンプトが生成されますので、それを切り替えて出力させてみます。
3種類を掲載しましたが、このように結構違うテイストで出力されましたね!
ちょっと試してみた程度ですが、「これは可能性が広がるなぁ」と思いました。
他にも、一度に10個ものプロンプトを生成してくれるサービスがありましたので、紹介します。
MidJourney 用のプロンプトとして生成されますので、他のプロンプトでは関係ないワードも含まれています。
StableDiffusionで、不要なワードやイメージと違うワードを削り、色々と試していたら幻想的でいい感じの画像が生成されました。
Stable Diffusion で生成された画像を検索・閲覧
Lexicaは最近、特に注目しているサービス。
Lexicaは、Stable Diffusionで生成された画像を検索・閲覧できるサービスです。
Lexicaでも、自分の好きなテキストを入力して画像を生成することもでき、しかもクオリティが高い画像が生成されます。
気に入った画像を開くと、Stable Diffusionで画像を生成する際のプロンプト(呪文とも呼ばれている)がコピーして再利用できるように「Copy prompt」ボタンが表示されたり、似たような画像を一覧表示してくれたりします。
画像生成は課金が必要なのでご注意ください。
Lexicaは、ウェットな質感や水彩風のタッチが特徴的な画像を生成することが多いです。
ブロガー向けの情報
ブロガーはご存じの、「ラッコキーワード」がAIによる提案機能をリリース(2023/4/6)しました。
ラッコキーワードとAIによる提案機能について、詳しくは、用語集「ラッコキーワード」の項目をご確認ください。
ChatGPTはクリエイティブな業務に使えるか?
最近のAI技術の進化により、自動文章生成モデルはますます正確性が高くなり、AIが人の代わりにコピーライティングや翻訳などの業務をこなすことができるようになりました。
ChatGPTもその1つであり、自然言語処理(NLP)に基づいて、高精度な文章生成を行うことができます。
しかし、AIが得意とする文章生成においても、クリエイティブな表現をすることは可能なのでしょうか?
AIテキスト生成モデルChatGPTのクリエイティブな活用方法について考察していきます。
ChatGPTとは?
もうすでにご存じかもしれませんが、話題のChatGPTについて、もう一度確認しておきましょう。
- ChatGPTとは
- OpenAIが開発した自動文章生成モデルであり、人工知能の一種
- 大量の文章データを学習し、その学習結果をもとに、高精度な文章生成を行う
- 自然言語処理技術(NLP)を駆使して、テキストを自然な文体で生成可能
- 語彙数が膨大であり、多様な文体を生成することができる
- さまざまな業務に活用されている
ChatGPTのクリエイティブな活用方法
ChatGPTは、自動文章生成モデルであり、文章生成においては、クリエイティブな表現も可能です。
例えば、以下のようなクリエイティブな活用方法が考えられます。
- 小説や詩の自動生成
- 小説や詩などのテキストを与えると・・・
- 自動的に似たような小説や詩を生成することが可能
- 既存の小説や詩の翻訳を行う場合にも利用される
- 小説や詩などのテキストを与えると・・・
- コピーライティングの補助
- 商品説明や広告文などのテキストを与えると・・・
- 自動的に似たような文章を生成することが可能
- コピーライティングの作業効率が向上
- 自動的に似たような文章を生成することが可能
- 商品説明や広告文などのテキストを与えると・・・
- ゲームやアプリのストーリー生成
- ストーリーのキャラクター、舞台、物語の展開などを与えると・・・
- 自動的に新しいストーリーを生成
- 開発者はストーリーのアイデアを得る
- 開発期間の短縮やストーリーの多様性の向上につながる
- 自動的に新しいストーリーを生成
- ストーリーのキャラクター、舞台、物語の展開などを与えると・・・
- 自動対話システムの生成
- 顧客サポートやチャットボットなどに応用
- 自動的に応答を生成することが可能
- より自然な対話を実現
- 自動的に応答を生成することが可能
- 顧客サポートやチャットボットなどに応用
- クリエイティブな文章の生成
- 広告文やプロモーション文など、多様な文章を自動的に生成可能
- 文章作成の手間を省ける
- 広告文やプロモーション文など、多様な文章を自動的に生成可能
ChatGPTは、自動文章生成モデルの中でも高い精度を持ち、多様な文章を自然に生成することができます。
クリエイティブな表現においても利用されており、小説や詩の自動生成、コピーライティングの補助、ストーリー生成、自動対話システムの生成、クリエイティブな文章の生成など、多岐にわたる活用方法があります。
ChatGPTのデメリットとしては、文字数制限やサーバーの込み具合などにより、文章が中断されることが多いことがあげられます。
途切れた文章をコピペして、「続き」や「go on」などと書くと、途切れた分の続きを書き始めます。
例えば、
途切れた文章をコピペして、「続
で止まった場合は、
途切れた文章をコピペして、「続
go on
と指示すると、以下のように書き始めます。
き」や「go on」などと書くと、途切れた分の続きを書き始めます。
また、ChatGPTが学習したデータが古く、最新の情報にアクセスできないというデメリットがあります。
ChatGPT に以下の質問をしてみました。
ChatGPTが学習した最新のデータはいつのものですか?
- ChatGPTは、OpenAIによってトレーニングされた大規模な言語モデルです。
- 私が学習した最新のデータは2021年9月までのものであり、その後の最新のデータにはアクセスしていません。
- ただし、OpenAIは引き続き最新のデータでモデルのトレーニングを続けています。
・・・とのことでした。
Stable Diffusion について質問していたら、話がかみ合わなかったので、BingのChatに切り替えて情報を得たという経緯がありました。
最新のトレンドに関する質問は「BingのChat(エンジンはChatGPT)」や、ChatGPTに最新情報を参照させるChrome拡張機能など、最新情報を参照できる他のサービスを選びましょう。
多少のデメリットを感じても、やはりChatGPTはメリットが大きいので、工夫しながら活用していきましょう。
こちらの記事では、ChatGPTを活用した英会話学習のアイディアを紹介していますので、ご覧ください。
AIサービスの活用方法
AIサービスを活用する際には、以下のような方法があります。
- 自動生成や自動推薦を活用して、効率的に作業する
- AIが自動生成したデザインや文章を修正することで、自分のアイデアを素早く形にする
- AIによるデータ分析や予測を活用して、クリエイティブな表現を追求する
例えば、自動生成によってデザインを作成する場合、初期設定で生成されたデザインを元に、自分がイメージするデザインに修正することで、短時間でオリジナルのデザインを完成させることができます。
まとめ
本記事では、AIを活用したクリエイティブな業務について紹介し、自分にあったAIサービスの選び方や活用方法について解説しました。
AI技術は、クリエイティブな表現に新たな可能性をもたらし、表現力を高めることができます。
自分に合ったAIサービスを選んで、クリエイティブな業務に挑戦してみましょう。
参考文献
- Adobe Sensei.
- Procreate. Savage Interactive.
- Amper Music. Amper Music.
- AIVA. AIVA Technologies.
- Paraphrase Online. Paraphrase Online.
- Grammarly. Grammarly.
- Lumen5. Lumen5.
- Rocketium. Rocketium.
- Google レンズ
- Amazon Rekognition
- 無料オンラインOCR
- Stable Diffusion:1 2 3
- 用語集:Stable Diffusion もご参照ください(👇)
- DALL·E 2:4 5
- Memeplex AI Autonomous Atrier
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