Go (プログラミング言語)について説明します。(ポケモンの記事ではありません)
Go とは?
GoはGoogleが開発したオープンソースのプログラミング言語で、C言語やPython、JavaScriptなどの特徴を取り入れた新しい言語です。
主な特徴としては、シンプルな文法、並行処理をサポートした並列プログラミング、高速なコンパイル速度、安全性の高いメモリ管理が挙げられます。
Webアプリケーションやネットワークプログラミングなどに利用されることが多く、近年注目を集めています。
環境設定
Goを利用するには、まずGoのインストールが必要です。
公式サイトからダウンロードしてインストールすることができます。
また、VSCodeなどのエディタを利用する場合は、Goの拡張機能をインストールすることでコード補完やデバッグなどの機能を利用することができます。
使い方
以下に、Hello Worldを表示するサンプルコードを示します。
package main
import "fmt"
func main() {
fmt.Println("Hello, World!")
}
このコードでは、fmtパッケージをインポートして、fmt.Println()関数を使って文字列を表示しています。
main関数は、Goのプログラムのエントリーポイントとなる特別な関数で、必ず1つ必要です。
また、packageキーワードは、このファイルがどのパッケージに属するかを示すために使用されます。
この場合、mainパッケージに属しています。
以下に、数値の加算を行うサンプルコードを示します。
package main
import "fmt"
func main() {
x := 1
y := 2
z := x + y
fmt.Println(z)
}
このコードでは、xとyにそれぞれ1と2を代入し、zにxとyを加算した結果を代入しています。
mt.Println()関数を使って、zの値を表示しています。
また、変数を宣言する際には、型を省略することができます。
Goは型推論を行うため、変数に代入される値から型を自動的に判断することができます。
以上、Goの概要、環境設定、サンプルコードについて説明しました。
Goはどういう用途に用いられる?
Goは、Webアプリケーションやネットワークプログラミングなどの分野で広く利用されています。
以下に代表的な用途をいくつか挙げます。
- ウェブアプリケーション
- WebサーバーやWebフレームワークの開発に適している
- 例:Docker、Kubernetes、etcd、Prometheusなどで利用されている
- Go言語には標準ライブラリとしてHTTPサーバーが含まれている
- 簡単にWebアプリケーションを作成可能
- WebサーバーやWebフレームワークの開発に適している
- ネットワークプログラミング
- Goは、並列処理と並列プログラミングをサポート
- ネットワークプログラミングにも適している
- 例:WebSocketサーバー、TCPサーバー、UDPサーバーなどを作成可能
- ネットワークプログラミングにも適している
- HTTPクライアントの標準ライブラリを提供
- HTTPリクエストを送信
- レスポンスを受信
- など容易にできる
- Goは、並列処理と並列プログラミングをサポート
- 分散システム
- 分散システムの構築にも適している
- 軽量で、高速な並列処理をサポート
- 分散システムを構築するためのツールやフレームワークも豊富にある
- Distributed Data Store(etcd)
- Distributed Messaging System(NSQ)など
- 分散システムの構築にも適している
- システムプログラミング
- システムプログラミングにも適している
- Goの標準ライブラリ
- OSとのインターフェースを提供するsyscallパッケージ
- 並列処理をサポートするsyncパッケージ
- などが含まれており、低レベルの処理を行うことができる
- Goの標準ライブラリ
- C言語とのインターフェースもサポート
- 既存のライブラリを利用することもできる
- システムプログラミングにも適している
以上のように、GoはWebアプリケーションやネットワークプログラミング、分散システム、システムプログラミングなど、様々な分野で利用されています。