主にUNIX系OSで用いられるコマンド「sudo」の説明です。
sudo とは?
sudoは、LinuxやUnixなどのオペレーティングシステムで、スーパーユーザー権限(root権限)を利用して、特定のコマンドを実行するためのコマンドです。
sudoを使うことで、権限のあるユーザーがroot権限を一時的に取得し、システムの設定や管理などの作業を行うことができます。
- Windowsの管理者権限に相当するものが、LinuxやUnixで言うところのroot権限
- そして、sudoコマンドを使うことで、一時的にroot権限を取得することができる
- システムの管理や設定など、権限のある作業を行うために利用される
sudoコマンドの基本的な使い方は、以下のようになります。
sudo [オプション] コマンド [引数]
例えば、以下のようにsudoを使ってlsコマンドを実行することができます。
sudo ls /root
この場合、/rootディレクトリにあるファイルやディレクトリを表示することができます。
ただし、/rootディレクトリは一般ユーザーにはアクセスできない領域であり、rootユーザーのみがアクセスできます。
したがって、sudoを使用することで、一般ユーザーでもrootユーザーと同等の権限で操作することができます。
なお、sudoコマンドの使用には、設定ファイル(/etc/sudoers)による制限や、パスワードの入力などのセキュリティ上の機能があります。
詳細については、マニュアルページ(man sudo)を参照してください。