LanguageApp について解説します。
LanguageApp とは?
Google Apps Script (GAS) で利用できる、翻訳機能を提供するクラスのことを指します。
Google Cloud Translation APIを利用しているため、多言語翻訳に対応しており、簡単に実装できるため、GASでの業務効率化に利用されることがあります。
使い方
LanguageAppを使用するには、まずGASで新しいプロジェクトを作成し、スクリプトエディタを開きます。
次に、以下のようにコードを書くことで翻訳を行うことができます。
function translateText() {
var text = 'Hello, World!'; // 翻訳対象のテキスト
var targetLanguage = 'ja'; // 翻訳後の言語コード
var translatedText = LanguageApp.translate(text, 'en', targetLanguage); // 翻訳を実行
Logger.log(translatedText); // 翻訳結果をログに出力
}
この例では、英語から日本語に翻訳しています。
text変数に翻訳対象のテキストを指定し、targetLanguage変数に翻訳後の言語コードを指定します。
LanguageApp.translate()メソッドを使用して翻訳を実行し、結果は translatedText変数に格納されます。
【主要言語のキーワード一覧】
LanguageAppは、多数の言語に対応しています。以下は、主要な言語とその言語コードの一覧です。
以下が、主要言語とその言語コードを表形式にしたものです。
言語名 | 言語コード |
---|---|
日本語 | 'ja' |
英語 | 'en' |
中国語(簡体字) | 'zh-CN' |
中国語(繁体字) | 'zh-TW' |
フランス語 | 'fr' |
スペイン語 | 'es' |
ドイツ語 | 'de' |
イタリア語 | 'it' |
ポルトガル語 | 'pt' |
ロシア語 | 'ru' |
韓国語 | 'ko' |
ギリシャ語 | 'el' |
へブル語 | 'he' |
上記の他にも多数の言語に対応しています。詳細は公式ドキュメントを参照してください。