食物繊維様の生理機能を有する「レジスタントプロテイン」の解説です。
レジスタントプロテインとは?
レジスタントプロテインとは、体内の消化酵素で分解されにくく、食物繊維様の生理機能を有するタンパク質です。
レジスタントプロテインは、主に以下の3つの働きが期待されています。
- 腸内環境の改善
- レジスタントプロテインは
- 腸内細菌のエサとなり
- 腸内細菌叢のバランスを整える
- ➡免疫力の向上や、便秘の改善、アレルギーの予防などが期待できる
- 腸内細菌叢のバランスを整える
- 腸内細菌のエサとなり
- レジスタントプロテインは
- 血糖値の上昇を抑える
- レジスタントプロテインは
- 小腸で消化されずに大腸に到達することで
- 糖の吸収を抑える働きがある
- ➡血糖値の上昇を抑える効果が期待できる
- 糖の吸収を抑える働きがある
- 小腸で消化されずに大腸に到達することで
- レジスタントプロテインは
- 脂質の吸収を抑える
- レジスタントプロテインは
- 小腸で消化されずに大腸に到達する
- 脂質の吸収を抑える働きがある
- ➡肥満や高血圧の予防、生活習慣病の改善などが期待できる
- 脂質の吸収を抑える働きがある
- 小腸で消化されずに大腸に到達する
- レジスタントプロテインは
レジスタントプロテインは、以下の食品に多く含まれています。
- 大豆製品
- 納豆、豆腐、油揚げ、味噌、きな粉など
- 発酵食品
- ヨーグルト、チーズ、キムチ、ぬか漬け、納豆など
- ナッツ類
- アーモンド、クルミ、カシューナッツ、ピーナッツなど
- 種実類
- ひまわりの種、かぼちゃの種、ごまなど
レジスタントプロテインを摂取するためには、これらの食品を積極的に食べるとよいでしょう。
レジスタントプロテインと温度の関係は?
レジスタントプロテインは、加熱すると消化酵素で分解されやすくなります。
そのため、レジスタントプロテインの働きを最大限に発揮するためには、加熱せずに摂取することが望ましいと言えます。
具体的には、大豆製品は、納豆や冷ややっこ(豆腐)のように加熱せずに食べるのがよいですし、発酵食品も、ヨーグルトやチーズのように加熱せずに食べる方が良いですね。
また、ナッツ類や種実類も、常温で食べることが多いので、特に気にする必要はなさそうです。
ただし、レジスタントプロテインは、加熱しても完全に分解されるわけではありません。
その代わり、加熱することでタンパク質の吸収率が高まるという研究結果もあります。
レジスタントプロテインを摂取するためには、加熱した食品もあまり気にせずに積極的に食べるとよいでしょう。
レジスタントプロテインで食物繊維不足を補える?
レジスタントプロテインを活用して、食物繊維を補うことは可能です。
レジスタントプロテインは、食物繊維と似た働きをするため、食物繊維の不足を補う効果が期待できます。
また、レジスタントプロテインは、食物繊維よりもカロリーが低いため、ダイエットにも効果的です。
これらの食品は、普段の食事に取り入れやすいものばかりです。ぜひ、レジスタントプロテインを活用して、健康的な食生活を送りましょう。
なお、レジスタントプロテインは、食物繊維と併せて摂取することで、より効果的であると考えられています。
そのため、レジスタントプロテインを摂取する際には、食物繊維を多く含む食品も積極的に食べるようにしましょう。
まとめ
レジスタントプロテインは、健康維持に役立つさまざまな働きが期待されている注目のタンパク質です。
普段の食事に取り入れやすい食品に多く含まれているため、ぜひ積極的に摂取してみてください。