- DMN（デフォルトモードネットワーク）とは？
DMN（デフォルトモードネットワーク）とは？
DMN（デフォルトモードネットワーク）は、人間の脳の中で活動が見られるネットワークの1つで、人が何もしていないときにも活発に働いていることが知られています。
DMNは、脳の各部位が相互に関連して活動しているネットワークで、主に大脳皮質の内側部に存在します。
DMNには、脳の前頭前野や外側頭葉などの認知制御を担うネットワークとは異なる、内省的な思考や感情処理を担う機能があると考えられています。
例えば、自己に関する思考、他者の感情を理解するための共感、過去の出来事や将来の予想を想起するなどの機能が含まれます。
また、DMNは、睡眠や妄想、瞑想などの精神状態でも活発に働いていることが知られており、意識状態の変化に伴って活動量が変化することが報告されています。
DMNの研究は、脳の自己関連性や社会的認知、精神障害などの研究に応用されており、また、意識状態の変化や瞑想などの状態の理解にも役立っています。
デフォルト・モード・ネットワークを活性化する方法は？
デフォルトモードネットワーク（DMN）を活性化する方法として、観察瞑想があります。
これは脳のアイドリング中に思い浮かんでくる雑念や感情を、ありのままに受け入れるところから始まります。
このように雑念や感情に集中する方法を、観察瞑想といいます。
また、PCD（楽しい空想）もDMNを活性化する方法の1つです。
瞑想は少し難易度が高く、一定の訓練が必要ですが、PCDであれば比較的簡単に誰でもできます。
デジタルデトックスもDMNを活性化する方法です。
