新しいPC買っちゃった!
・・・でも、前のPCどうしよう・・・
処分するしかないかな・・・
Linuxをインストールしたらいいよ!
はじめに:古いPCの有効活用方法について
コンピューターの進化が早い現代、OSのアップデートに対してマシンが要件を満たせず、新しいPCに買い替える機会も多いのではないでしょうか?
古いPCは使い道に困ることが多くなってきましたが、実は古いPCにも有効な使い道があります。
それは、Linux をインストールすることです。
Linuxをインストールすることで、古いPCの新しい使い道が生まれます。
古いPCの使い道に困っている人が多い
古いPCは、新しいソフトウェアやアプリケーションをインストールすることができず、また、Windowsのバージョンアップにも追いつけなくなってしまいがちです。
そのため、使用するソフトウェアの種類や、動作が重くなるためにストレスを感じることもあります。
そんな古いPCでも、Linuxをインストールすることで、問題を解決することができます。
Linuxをインストールするだけでアップグレード?!
Linuxは、Windowsとは異なるOSであり、より軽量で高速に動作するため、古いPCでも快適に動作します。
また、Linuxは、Windowsに比べてセキュリティーに優れており、ウイルス感染のリスクも低くなります。
さらに、Linuxは無料で利用できるため、古いPCのリソースを最大限に活用することができます。
Linuxをインストールするとこんなメリットがある
古いPCにLinuxをインストールすると、以下のようなメリットがあります。
- 高速化
- 古いPCでも快適に動作するため、レスポンスが向上
- ストレス軽減
- 古いPCでも快適に動作するため、レスポンスが向上
- セキュリティー
- Windowsよりもセキュリティーが高い
- ウイルス感染リスク低減
- Windowsよりもセキュリティーが高い
- 無料で利用できる
- 古いPCのリソースを最大限に活用可能
- 様々なアプリケーションが利用可能
- 基本的な作業はすべてLinuxで行うことができる
- 文書作成
- インターネット閲覧
- 写真編集など
- Windowsの代替として使えるアプリケーションも多い
- 基本的な作業はすべてLinuxで行うことができる
- カスタマイズ性が高い
- Linuxはオープンソース➡ユーザー自身でカスタマイズすることができる
- 自分好みのデスクトップ環境を構築可能
- テーマ
- アイコンなど
Linuxの特徴
ここでは「Linuxの概要」と「LinuxとWindowsの違い」について解説します。
Linuxの概要
Linuxは、Unix系OSの一種であり、GNUプロジェクトとLinuxカーネルのコンビネーションで構成されています。
また、多くのディストリビューション(配布版)があり、それぞれ特徴が異なります。
Linuxはオープンソースのため、誰でも無料で利用可能です。
(※商用の配布版には有償のものもありますが、大企業でもない限り無料版でOK)
代表的なLinuxディストリビューションは以下の通りです。
- Ubuntu
- Debian
- Red Hat Enterprise Linux
- CentOS
- Fedora
- openSUSE
Linuxは、サーバーなどの高負荷環境での利用に優れ、セキュリティーにも優れています。
また、プログラマーや開発者の間で人気が高く、多くの開発環境や開発ツールが利用できます。
おすすめのディストリビューションは?
私のおすすめのディストリビューションは、Ubuntu Desktop か、Ubuntu Studioです(2023/7/22現在)。
マルチメディア指向の用途も含めてお考えの場合は マルチメディア編集環境に特化した、Ubuntu Studio を選ぶと良いでしょう。
Ubuntu Studio には膨大な数の、DTM関連、ビデオ関連、画像処理関連のアプリケーションやプラグインが予め入っているので、それらが不要なら Ubuntu Desktop で十分ですね。
用途によってお選びください。
通常は、数字の後に「LTS」と付いているバージョンを選ぶと良いでしょう。
LTS(長期サポート)は、Linuxディストリビューションで使用される用語であり、特定のリリースが長期間にわたってサポートされることを意味します。
これにより、ユーザーは新しいバージョンがリリースされるたびにアップグレードする必要がなくなり、安定してサポートされるバージョンを長期間使い続けることができます。
- LTSのメリット:
- 長期サポート:
- 一般的に数年の間、バグ修正やセキュリティパッチを提供
- 安定性が維持される
- セキュリティリスクを最小限に抑えながらシステムを運用できる
- 一般的に数年の間、バグ修正やセキュリティパッチを提供
- 長期サポート:
- ソフトウェアの安定性:
- 安定性重視
- 新しい機能やアップデートは制限されることがある(※)
- ※最新の機能や改善点を追いたい場合
- より頻繁にリリースされる非LTSバージョンを検討する必要がある
例えば、Ubuntuにおいては、LTSバージョンが2年ごとにリリースされており、通常5年間のサポートが提供されます(LTSの概念はLinuxディストリビューションごとに異なる)。
LinuxとWindowsとの違い
LinuxはWindowsとは異なる特徴を持っています。
以下は、LinuxとWindowsの異なる点を比較した表になります。
項目 | Linux | Windows |
---|---|---|
ライセンス | オープンソース | プロプライエタリ |
カスタマイズ性 | 高い | 低い |
ターミナル | 利用できる | 利用できない |
デスクトップ環境 | 豊富 | 限られた数 |
セキュリティー | 高い | 低い |
互換性 | 高い | 高い |
上の表を少し補足して説明しますね。
- ライセンス:
- Linuxはオープンソース
- 誰でも自由に利用可能
- Windowsはプロプライエタリ
- ライセンス料を支払わなければ利用不可能
- プロプライエタリとは?
- 特定の企業や団体が権利を保有
- その具体的詳細を公開していない
- プロプライエタリとは?
- ライセンス料を支払わなければ利用不可能
- Linuxはオープンソース
- カスタマイズ性:
- Linuxは、カスタマイズ性が高く、ターミナルが利用可能
- プログラマーや開発者にとって使いやすいOS
- 豊富なデスクトップ環境が利用できる
- 操作性が高く、自分好みにカスタマイズ可能
- Linuxは、カスタマイズ性が高く、ターミナルが利用可能
- セキュリティー:
- Linuxの方が高い
- オープンソース➡多くの開発者によって開発
- バグの発見や修正が迅速に行われる
- オープンソース➡多くの開発者によって開発
- Linuxの方が高い
- 互換性:
- ハードウェアの互換性に関しては、両方とも高い
- Linuxは多くのデバイスや周辺機器に対応
- 多くのドライバが含まれている
- ドライバのインストールなどの手間を省くことができる
- 多くのドライバが含まれている
Linuxでできること
Windowsでメインの作業をしている際に、バックグラウンドでリソースを消費して、メインの作業に悪影響を与えてしまっているアプリケーションはありませんか?
ネットサーフィンや文書作成、音楽再生など、Windowsで今までやっていた作業をLinuxで行うことができるので、「BGM(BGV)再生」や「作業にかかわる調べもの」などサブ的な作業はLinuxで行うようにしましょう!
Windowsはメイン作業だけにすると画面を切り替える手間もなく、リソースの消費も減ってサクサク動くし、能率UPまちがいなしですね。
また、Linuxには、多くのフリーソフトウェアが用意されているので、次に紹介していきます。
これらのソフトウェアは、誰でも自由に利用することができ、また、ソースコードが公開されているため、カスタマイズや改変も可能です。
子供たちにPCのおさがりを使わせる
使わなくなったPCにLinuxをインストールして、お子さんに使わせることは、費用を抑えて子供たちにコンピュータを提供するための良い方法です。
例えば、ブラウザ、文書処理ソフトウェア、メディアプレーヤー、学習アプリなどがあり、学習にも適していますね。
また、Linuxは安全で使いやすいため、親が心配する必要がなく、子供たちにコンピュータを提供するための優れた方法であると言えます。
一般的なフリーソフトを紹介
Linuxで文書作成、インターネット閲覧、メール、写真編集などを行う際におすすめのフリーソフトは以下の通りです。
- 文書作成:LibreOffice Writer
- LibreOfficeは、Microsoft Officeに代わるオフィススイートとして知られており、LibreOffice Writerは、Microsoft Wordに代わるワードプロセッサとして利用されています。
- Wordと同様に、テキスト文書の作成や編集が可能で、PDFファイルにもエクスポートできます。
- インターネット閲覧:Firefox
- Firefoxは、オープンソースのWebブラウザで、Linuxにおいてもよく利用されています。
- Firefoxには、プラグインを利用することで、広告ブロックやセキュリティ強化などの機能を追加することができます。
- メール:Thunderbird
- Thunderbirdは、オープンソースのメールクライアントで、Linuxにおいてもよく利用されています。
- GmailやYahoo!メールなど、複数のアカウントを同時に管理することができます。また、プラグインを利用することで、カレンダーやタスク管理などの機能を追加することができます。
- 写真編集:GIMP
- GIMPは、オープンソースのグラフィックエディタで、Photoshopに代わるツールとして利用されています。
- 写真のリサイズや切り抜き、色調補正など、基本的な写真編集を行うことができます。
- また、プラグインを利用することで、Photoshopにも劣らない高度な編集も行えます。
以上が、Linuxで文書作成、インターネット閲覧、メール、写真編集などを行う際におすすめのフリーソフトです。
DTMに特化したマシンにする
Ubuntu Studio というディストリビューションを選ぶと、DTMに特化した環境を手に入れることができます。
DTMで一番問題になるレイテンシー(遅延)の問題を解決してくれるでしょう。
DTMによる音楽制作で使用されるDAW(Digital Audio Workstation)も、Linux用に開発されています。
これらのDAWは、無料で利用できるものが多く、オープンソースであるため、カスタマイズや開発に参加することが可能な点も魅力です。
詳しくは、用語集「Ubuntu Studio」「DTM」の項目をご覧ください。
オープンソースだけの DTP 環境構築
Linuxでオープンソースを使用してDTP環境を構築することは完全に可能です。
以下は、そのために必要な手順です。
- オペレーティングシステムのインストール
- 最新のLinuxディストリビューションをインストール
- Ubuntu、Fedora、またはDebianなど、DTP作業に最適なものを選ぶ
- 最新のLinuxディストリビューションをインストール
- DTPソフトウェアのインストール
- Linux上で動作する多くのDTPソフトウェアがある
- LibreOffice、Scribus、Inkscape、GIMP、そしてKritaなど
- 印刷物を作成するための非常に強力なツール
- どのツールを使用するかは、作業に応じて選択する必要がある
- 各ツールは、パッケージ管理システムを使用して簡単にインストール可能
- LibreOffice、Scribus、Inkscape、GIMP、そしてKritaなど
- Linux上で動作する多くのDTPソフトウェアがある
- フォントのインストール
- DTP作業には、多くのフォントが必要になる
- 多くのオープンソースフォントが含まれている
- 追加のフォントを必要とする場合
- 例えばGoogle FontsやFontSquirrelから自由にダウンロードできる
- これらのフォントは、インストールして使用可能
- 例えばGoogle FontsやFontSquirrelから自由にダウンロードできる
- DTP作業には、多くのフォントが必要になる
- オープンソースのリソースを利用
- オープンソースのコンテンツ作成コミュニティ
- 多くのリソースが提供されている
- 例えばフリーのベクターアート、写真、アイコン、そしてテンプレート
- DTP作業をより効率的に行うことができる
- 例えばフリーのベクターアート、写真、アイコン、そしてテンプレート
- 多くのリソースが提供されている
- オープンソースのコンテンツ作成コミュニティ
- チュートリアルとオンラインリソースの活用
- DTP作業を行うためには、ソフトウェアに慣れる必要がある
- オープンソースのDTPソフトウェアには
- 多くのチュートリアルやオンラインリソースがある
- これらを使用することで、より効率的に作業を行うことが可能
- 多くのチュートリアルやオンラインリソースがある
- オープンソースのDTPソフトウェアには
- DTP作業を行うためには、ソフトウェアに慣れる必要がある
これらの手順を実行することで、LinuxでオープンソースだけでDTP環境を構築することができます。
プログラマ向けのフリーソフトを紹介
Linuxでプログラマ向けのフリーソフトは以下のようなものがあります。
- エディタ:Vim、Emacs、Atom、Sublime Text
プログラマにとってエディタは必須のツールであり、Linuxには多数のエディタが存在しますが、VimとEmacsは特に人気があります。
また、Atomは、GitHubによって開発されたオープンソースのエディタです。
どのエディタも多数のプラグインを利用することができ、多くのプログラマーによって使用されています。
Sublime Text については用語集の記事をご参照ください。 - 統合開発環境(IDE):Eclipse、Visual Studio Code
統合開発環境は、プログラミングに必要な機能を一つにまとめた開発環境です。Eclipse は Java 開発に特化したIDEで、Visual Studio Code は JavaScript やPython などの複数のプログラミング言語に対応しています。 - コンパイラ:GCC
GCCは、GNU Compiler Collectionの略称で、C言語やC++、Fortranなどの多数の言語に対応したコンパイラです。
GCCは、Linuxにおいては標準的なコンパイラであり、多くの開発者が利用しています。 - バージョン管理ツール:Git
Gitは、Linuxカーネルの開発者であるLinus Torvaldsによって開発された、分散型バージョン管理システムです。Gitは、多数の開発者が同時にソースコードを編集する場合に有効なツールであり、GitHub や GitLab などのサービスがあります。 - デバッガ:GDB
GDBは、GNU Projectの一部であり、C言語やC++、Fortranなどの多数の言語に対応したデバッガです。GDBは、Linuxにおいては標準的なデバッガであり、多くの開発者が利用しています。
以上が、Linuxでプログラマ向けのフリーソフトの代表的なものです。これらのソフトは、無料で入手でき、機能的にも高度なものが揃っているため、プログラマにとっては必須のソフトウェアと言えます。
Linuxをインストールせずに使う方法
Linuxは多種多様なディストリビューションがあり、初心者向けや特定用途に特化したものなど、選択肢が豊富です。
それらを試してみることで、自分に合ったLinuxの世界を楽しむことができます。
その場合、Linuxをインストールしなくても、USBやDVDにLinuxを焼いてそこから起動する方法があります。
これを「Live USB」「Live DVD」と呼びます。
- 「Live USB」「Live DVD」
- USBやDVDにLinuxを焼いてそこから起動する方法
- インストールせずにLinuxを起動可能
LinuxのISOファイルをダウンロードして、USBやDVDに書き込みますが、これには専用のソフトウェア、例えば、Windowsであれば「Rufus」や「UNetbootin」、Macであれば「Etcher」などが必要になります。
書き込みの手順は、この後の「USBにLinuxイメージファイルを書き込む方法」という項目をご覧ください。
書き込みが完了したら、BIOSの設定をUSBやDVDから起動するように変更して、USBやDVDをコンピュータに挿入して再起動します。
BIOSの設定を変更
- USBやDVDから起動するように設定
- BIOSの設定方法は、各メーカーによって異なる
- 一般的には起動時にF2キー、Deleteキー、F10キー、またはEscキーを押す
- BIOSの画面に入り設定を変更
- ブートオプション
- ブートデバイス
コンピュータが起動すると、Linuxが起動するためのオプションを選択できます。
その後、Linuxが起動し、デスクトップ画面が表示されます。
この方法を使えば、Linuxを実際にインストールすることなく、ディストリビューションを試すことができるし、別のコンピュータでも同じ方法でLinuxを起動することが可能です。
- 「Live USB」「Live DVD」は、WindowsなどのOSに問題が発生した場合にも役立つ
- OSを起動するために必要なファイルやアプリケーションが含まれている
- ハードディスクやSSDにインストールすることなく、直接起動可能
「Live USB」「Live DVD」は、インストールせずに直接起動することができることをお伝えしました。
一方、インストールしたLinuxのメリットは、次のような点が挙げられます。
インストールしたLinuxのメリット
- 快適な動作
- ハードディスクやSSDに保存される
- OSの起動やアプリケーションの起動が高速になる
- ハードディスクやSSDに保存される
- カスタマイズ性
- 自分の好みに合わせてカスタマイズ可能
- 必要なアプリケーションをインストール
- テーマを変更
- デスクトップ環境を変更
- 自分の好みに合わせてカスタマイズ可能
- 永続的な保存
- データをハードディスクやSSDに保存
- 起動時に必要な設定やファイルを維持
- 設定やアプリケーションのインストールなどを繰り返す手間が省ける
- 起動時に必要な設定やファイルを維持
- データをハードディスクやSSDに保存
- セキュリティ
- WindowsなどのOSと比較してセキュリティが高い
- オープンソース
- 開発者たちがセキュリティに関する問題を早期に発見
- 速やかに修正
- オープンソース
- WindowsなどのOSと比較してセキュリティが高い
色々なディストリビューション試してみて、お気に入りが決まったら、インストールしましょう!
Linuxのインストール方法
Linuxのインストール方法は、使用するディストリビューションやバージョンによって異なりますが、一般的な手順は以下のようになります。
- インストール用メディアの作成
- Linuxのインストールには、インストール用メディアが必要
USBメモリやDVD-Rなどにイメージファイルを書き込むことで、インストール用メディアを作成できる
- Linuxのインストールには、インストール用メディアが必要
- インストール用メディアの挿入
- インストール用メディアをPCに挿入
PCの起動設定で、CD/DVDドライブまたはUSBドライブから起動できるように設定
- インストール用メディアをPCに挿入
- インストーラーの起動
- PC再起動でインストール用メディアから起動し、インストーラーが起動
- インストールオプションの選択
- インストーラーが起動したら、言語やタイムゾーン、キーボードのレイアウトなどの設定を行う
また、必要ならディスクパーティションの設定なども行う
- インストーラーが起動したら、言語やタイムゾーン、キーボードのレイアウトなどの設定を行う
- インストールの実行
- インストールオプションの設定が終わったら、実際にインストールを実行
ディスクのフォーマットやOSのコピーなどが行われる
時間はディストリビューションによって異なる
- インストールオプションの設定が終わったら、実際にインストールを実行
- 初期設定
- インストールが完了したら、初期設定を行う
rootユーザーのパスワードの設定や、ネットワーク接続の設定、ユーザーアカウントの作成などを行う
- インストールが完了したら、初期設定を行う
USBにLinuxイメージファイルを書き込む方法
USBにLinuxイメージファイルを書き込む方法は以下の通りです。
- USBメモリをパソコンに挿入
- Linuxイメージファイルをダウンロード
- Linuxの公式ウェブサイトなどから入手可能
- Linuxイメージファイルを解凍
- USBメモリのフォーマット
- indowsの場合は、フォーマットが必要な場合がある
- USBメモリを右クリックし、[フォーマット]をクリック
- indowsの場合は、フォーマットが必要な場合がある
- USBメモリにLinuxイメージファイルを書き込む
- Linuxイメージファイルは「.img」または「.iso」という拡張子が多い
- 書き込みソフトを使用して、イメージファイルをUSBメモリに書き込む
- 書き込みソフト:Windowsの場合は「Rufus」など
- 書き込みソフト:Macの場合は「Etcher」など
これらの手順を踏むことで、USBメモリにLinuxイメージファイルを書き込むことができます。
ディストリビューションにもよりますが、USBメモリの容量は最低でも16GBはあった方が安心です。
最近はUSBメモリも大容量でもだいぶ安くなっているので、インストール後には初期化して使いまわすことを考えて、千円程度の出費で64GB以上のものを買っておいても無駄にはなりません。
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以上が一般的なLinuxのインストール手順ですが、ディストリビューションによってはインストーラーが自動で行ってくれる場合や、手順が異なる場合があります。
また、デュアルブートなどの複雑なインストール方法もありますので、ディストリビューションの公式ドキュメントを確認することをおすすめします。
Windowsから安全にLinuxにリモートアクセス
Linuxでは、リモートマシンに安全にアクセスするためのネットワークプロトコルが利用できます。
SSH(Secure Shell)を使用することで、Windowsから安全にLinuxにリモートアクセスすることができます。
SSHを使用すると、ネットワークを通じて暗号化された接続が確立され、ユーザー名やパスワードの送信も暗号化されます。
また、Samba(サンバ)というオープンソースソフトウェアを使用することで、Linux上で動作するサーバーがWindowsのファイル共有やプリンター共有などの機能を提供することができます。
詳しくは、用語集の「SSH」「Samba」の項目をご参照ください。
Linuxで必要になる知識
WindowsのユーザーがLinuxを初めて使い始めるときには、
などの知識があったほうがよいでしょう(リンク先参照)。
より具体的には、以下のような知識が必要になるかもしれません。
- Linuxの基本的なコマンド操作
- Linuxは、コマンドライン(CUI)を使った操作が基本
Windowsとは異なるシステム構成のため、コマンド操作に慣れる必要がある
- Linuxは、コマンドライン(CUI)を使った操作が基本
- パッケージマネージャの使い方
- Linuxでは、パッケージマネージャを使ってソフトウェアのインストールやアップデートを行う
- Windowsとは異なるため、使い方に慣れる必要がある
- ファイルシステムの理解
- Linuxでは、ファイルシステムがWindowsとは異なるため、ファイルの保存場所やアクセス権限の設定方法などについて理解する必要がある
- ハードウェアの認識
- Linuxは、Windowsとは異なるデバイスドライバを使用している
- ハードウェアによっては認識されないことがあるため、対応策について理解する必要がある
- デスクトップ環境の使い方
- Linuxには、いくつかのデスクトップ環境が存在する
- Windowsとは異なるため、環境に慣れる必要がある
以上のような知識が必要になるかもしれませんが、Linuxには豊富な情報があり、オンラインコミュニティも活発で、問題が生じた場合にはサポートを受けることができます。
初めてのLinux使用では、積極的に情報収集や質問をすることで、スムーズな移行ができるでしょう。
まとめ:古いPCにLinuxをインストールしてニューライフへ!
まとめです。
【はじめに】
・古いPCを新たな使い道に生かす方法について
・LinuxをインストールすることでPCの性能が向上することについて
【Linuxの特徴】
・Linuxの概要について
・Windowsとの違いについて
【Linuxでできること】
・文書作成やウェブ閲覧、写真編集などにおすすめのフリーソフトの紹介
・プログラミングにおすすめのフリーソフトの紹介
【Linuxのインストール方法】
・USBメモリを用いたインストール方法の手順
【Linuxで必要になる知識】
・Linuxコマンド や Linuxのディレクトリ構造 などの知識が必要
【まとめ】
・古いPCを再び使えるようにするためにLinuxをインストールすることは有効な手段であることがわかった
・Linuxでできることは多岐に渡り、フリーソフトを活用すればコストを抑えて作業ができる
・Linuxのインストール方法も簡単で、手軽に始めることができる。
古いPCを新たな使い道にするために、Linuxをインストールすることをおすすめします。
Linuxをインストールすることで、古いPCでも高速に動作するため、ストレスを軽減することができます。
また、セキュリティーにも優れており、無料で利用できるため、古いPCのリソースを最大限に活用することができます。
ぜひ、古いPCにLinuxをインストールして、新しい使い道を見つけてみてください。
[試して理解]Linuxのしくみ ―実験と図解で学ぶOS、仮想マシン、コンテナの基礎知識【増補改訂版】
Linuxの知識があると、Docker の操作で役に立ちますよ。
Dockerに興味がある人は次の記事もご覧ください。
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