viエディタ

vi（ブイアイまたはヴィーアイ）は、Emacsと共にUNIX環境（Linuxを含む）で人気があるテキストエディタです。

Viエディタは、テキスト編集作業を行うためにターミナル内で使用されるエディタであり、Windowsでいうところの「メモ帳」や「エディタ」のようなものです。

しかし・・・根本的な違いがあります！

つまり、Viエディタを起動すると、現在操作しているターミナル上で編集作業を開始できるようになるんですね。

別画面が起動するのを待っていても、何も起こりませんよ(笑)。

このような編集方法は、Windowsのエディタとは異なるため、最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば非常に便利で、編集作業もスムーズに行えます。

Viの特徴：モード切替

Viは、他のエディタと比べていくつかの特徴的な点がありますが、ここではモード切替を説明します。

vi のコマンド

インサートモードで使われるコマンド

コマンド名	由来と説明
i	"insert" の略で、挿入モードに切り替えるコマンド 挿入モードに入ると、カーソルの位置に文字を挿入することができる
a	"append" の略で、挿入モードに切り替えるコマンド 挿入モードに入ると、カーソルの次の位置に文字を挿入することができる。
o	新しい行を挿入して挿入モードに切り替えるコマンド
Esc	インサートモードからコマンドモードに戻るコマンド

コマンドモードで使われるコマンド

コマンド名	由来と説明
x	カーソルがある位置の文字を削除するコマンド
:w	ファイルを保存するためのコマンド ":w"を入力してエンターキーを押すことで、現在のファイルを保存
:q	viを終了するコマンド 現在の編集中のファイルが保存されていない場合は、警告が表示される。
:wq	現在のファイルを保存してviを終了するコマンド
/	検索するためのコマンド スラッシュを入力した後に検索したい文字列を入力し、エンターキーを押すことで、該当する文字列を検索することができる
yy	カーソルがある行をコピーするコマンド
p	カーソルの位置にコピーした文字列を貼り付けるコマンド
:set nu	行番号を表示するためのコマンド
:%s/置換前文字列/置換後文字列/g	置換するためのコマンド ":%s/"に続けて「置換前文字列」、「置換後文字列」、gオプションを指定することで、全ての行に対して置換を行うことができる。

vi と vim

vi と vim の関係と違いなどについて以下にまとめました。

コマンド名	由来と説明
vi	"Visual Editor" の略（諸説あり）で、テキストエディタの一種 ViはUnixシステムで最も一般的に使用されているエディタの1つであり、標準のUNIXエディタ Viはテキストファイルを編集するためのコマンドラインツールであり、ユーザーがカーソルを移動してテキストを挿入、削除、変更することができる
vim	"Vi Improved" の略で、Viの改良版 VimはViと同様のコマンドを備えているが、より高度な機能が追加され、Viの弱点を改良 Vimはテキストエディタの中でも特にプログラマーやシステム管理者に人気があり、強力な検索、置換、カラーシンタックスハイライト、マクロ記録などの機能がある また、Viと同様に、Vimはコマンドラインから起動して使用することができる

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